飲食店の経営コンサルタント選びで後悔しないために確認すべき5つのポイント

経営コンサルタントに依頼したのに、売上は変わらず費用だけがかかった——そんな経験をした飲食店オーナー様が、実は少なくありません。

あるアンケート調査では、中小企業がコンサルタントに依頼して「期待外れだった」と感じた割合が4割以上に上るというデータもあります(出典:中小企業庁「中小企業の経営支援に関する調査報告書」2022年)。飲食業界に限れば、その割合はさらに高いとも言われています。理由のひとつは「自分の店に合ったコンサルタントを選べなかった」こと。コンサルタント選びを間違えると、時間もお金も失います。

私(近藤大介)は元タンクローリー運転手から飲食業界に転身し、8年間にわたって現役オーナーとしてお店を運営しながら、小規模飲食店専門のコンサルタントとして支援を続けてきました。「売上はあるのに利益が残らない」という悩みを抱えるオーナー様を何人も見てきたからこそ、コンサルタント選びの失敗がどれだけ痛手になるかを身をもって知っています。

この記事では、利益の残る繁盛店を目指す飲食店オーナー様が、経営コンサルタントを選ぶ前に必ず確認してほしい5つのポイントをお伝えします。

📋 この記事でわかること

  1. 飲食店専門コンサルタントを見分けるための具体的な確認事項
  2. 「売上は上がっても利益が残らない」を防ぐコンサル選びの視点
  3. 依頼前に聞くべき実績・数値の見方
  4. 小規模個人店が後悔しないための判断基準

こんな方におすすめ

  • ✅ 経営コンサルタントへの依頼を検討しているが、何を基準に選べばいいか分からない方
  • ✅ 売上はあるのに利益が残らず、根本的な改善策を探している方
  • ✅ 以前コンサルに依頼して期待外れだった経験がある方
  • ✅ 10〜30席程度の小規模飲食店を夫婦や少人数で運営している方
  • ✅ 繁盛店になりたいが、どこに相談すればいいか迷っている方
飲食店の経営コンサルタント選びで後悔しないために確認すべき5つのポイント | 合同会社笑う門には客来る

ポイント1:「飲食店専門」かどうかを数値で確認する

コンサルタントを名乗っている人の中には、飲食・製造・小売・サービス業と幅広く対応している「何でも屋」タイプも多く存在します。それ自体が悪いわけではありませんが、飲食店特有の課題——原価率・回転率・人件費・集客の季節波動——を深く理解していなければ、的外れなアドバイスになりがちです。

確認するべき数値は「飲食店への支援実績件数」と「支援対象の業種内訳」です。「飲食店も支援しています」ではなく、「支援案件の〇割以上が飲食店」と言えるかどうかを聞いてみてください。答えに詰まるようなら、その時点で慎重に判断する必要があります。

私自身が小規模飲食店専門に絞っているのも、「広く浅く」では本当に役立つアドバイスができないと実感しているからです。居酒屋・焼鳥・焼肉・イタリアン・和食など、業態ごとに課題の出方は違います。専門特化しているコンサルタントほど、その違いに敏感です。

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ポイント2:「売上実績」だけでなく「利益実績」を確認する

コンサルタントの実績として「月商〇万円達成」という数字はよく目にします。しかし飲食店経営で本当に大切なのは、売上ではなく手元に残る利益です。売上が上がっても、広告費・原材料費・人件費がそれ以上に膨らめば、経営はむしろ苦しくなります。

「売上が上がった、でもお金が残らない——そのループから抜け出せないオーナー様をたくさん見てきました。コンサルタントが本当に役立っているかどうかは、利益の数字で判断するしかないんです」

近藤大介(飲食店利益倍増アドバイザー)

依頼前に必ず「利益ベースの改善実績はありますか?」と聞いてみてください。私が支援したオーナー様からは、こんな声をいただいています。

「利益180万円達成できました。売上だけでなく、ちゃんと手元に残るお金が増えたのが一番うれしかったです」

支援先飲食店オーナー様

この声が象徴するように、「利益が残る経営」を実現できるかどうかが、コンサルタント選びの核心です。飲食店が利益を残す経営を実現するための考え方についても、あわせて読んでみてください。

✓ ここまでのポイント

  • 「飲食店専門」かどうかを件数・割合という数値で確認すること
  • 売上実績だけでなく「利益実績」を必ず聞くこと
  • 利益が手元に残る経営を実現できるかが、コンサル選びの本質的な判断軸

「集客と利益改善をセットで提案できるか」がポイント3で出てきましたが、自分の店の場合どう当てはまるのかが分からないという方もいると思います。個別相談では、あなたの店舗の状況を具体的に聞いたうえで、何から手をつければ利益が残るかをお伝えしています。

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ポイント3:コンサルタント自身が「現場経験者」かどうかを確認する

飲食店経営の現場は、理論どおりにいかないことの連続です。仕入れ先との交渉、スタッフのシフト管理、常連客との関係づくり、天気や曜日による客数のブレ——これらを実際に経験しているかどうかで、アドバイスの質は大きく変わります。

コンサルタントに聞いてほしい質問はこれです。「今も現場でお店を運営していますか?」

私自身は今も現役の飲食店オーナーです。かつて赤字だった店舗を立て直し、月商60万円から450万円へ改善した経験があります。理論ではなく、自分が同じ立場で試行錯誤してきたからこそ、オーナー様の「あるある」な悩みに即座に共感できます。

逆に言えば、現場経験のないコンサルタントがどれだけ優秀でも、飲食店の「肌感覚」が必要な局面では限界があります。特に小規模店・個人店・夫婦経営の店舗では、現場の空気感を理解したうえでのアドバイスが不可欠です。

ポイント4:「集客」と「利益改善」を一体で提案できるか確認する

集客だけ得意なコンサルタントに依頼すると、お客様は増えても利益が残らないという状況が起こりえます。なぜなら、集客コストが利益を食いつぶすからです。反対に、コスト削減だけを追求すると、お客様が来なくなるリスクもあります。

利益の残る繁盛店を実現するには、集客と利益改善をセットで考える視点が欠かせません。具体的には次のような流れです。

利益最大化 STEP 1

集客の入口を整える(Google・ホームページ・LINE)

グルメサイトに頼りきりの集客から脱却し、Googleビジネスプロフィールやホームページ、LINE公式アカウントを活用して、費用対効果の高い集客ルートを作ります。

⚠️ よくある失敗:集客ツールを導入しても「ただ登録しただけ」で放置し、効果が出ないまま費用だけかかり続けるケース。

利益最大化 STEP 2

リピーターを増やして広告費を下げる

新規客を集め続けるコストは、既存客をリピートさせるコストの5〜7倍とも言われます。LINE集客やメニュー改善・POP販促でリピーターを増やすことが、利益を底上げする最短ルートです。

⚠️ よくある失敗:新規集客の施策ばかりに注力し、来てくれたお客様を繋ぎ止める仕組みを作らないまま終わるケース。

利益最大化 STEP 3

メニューと価格を利益視点で見直す

人気メニューが実は原価率の高いものだった、というケースは珍しくありません。メニュー構成を見直し、売れるメニューと利益が残るメニューを両立させます。

⚠️ よくある失敗:値上げを怖がって原価率の高いメニューを売り続け、売上は立つのに利益が残らない状態が続くケース。

この3ステップを一貫して提案・伴走できるコンサルタントかどうかを、事前の相談で確認することが重要です。飲食店が自動的に集客できる仕組みを作る方法についても参考にしてみてください。

❌ ありがちな選び方(集客だけ・コスト削減だけのコンサル)

  • 集客施策を打っても利益が残らず、むしろ資金繰りが悪化する
  • コスト削減のしすぎで料理の質が下がり、客離れが起きる
  • 施策がバラバラで、経営全体の改善につながらない

✅ 利益が残る繁盛店を実現するコンサルの提案スタイル

  • 集客→リピーター化→メニュー改善を一体で設計する
  • 売上と利益の両方に責任を持った支援をする
  • グルメサイト依存から脱却し、自社集客力を育てる

ポイント5:「小規模店向け」の実績と支援スタイルを確認する

チェックポイント1:対象店舗の規模は合っているか

大手チェーン向けのコンサルタントと、10〜30席の個人店向けのコンサルタントでは、提案内容がまったく異なります。大きな予算・人員を前提とした施策は、小規模店には実行できないことがほとんどです。

✅ ポイント:「個人飲食店・夫婦経営の店舗への支援実績がどれくらいあるか」を具体的に聞き、自分の店と近い規模・業態の成功事例を見せてもらうこと。

チェックポイント2:難しい専門用語を使わずに説明できるか

コンサルタントの中には、マーケティング用語や会計用語を多用して「すごそうに見せる」タイプもいます。しかしその言葉が現場で使えなければ意味がありません。初回相談で、説明が自分に理解できるかどうかを確認してください。

✅ ポイント:「難しいことは必要ありません」と言える、実践重視のコンサルタントかどうかを見極めること。理論より現場で動ける施策を提案できるかが判断基準。

チェックポイント3:サポートの継続性と連絡のしやすさ

単発の相談で終わるのか、月次で伴走してくれるのか。また、施策を試みて疑問が出たときにすぐ相談できる環境があるかどうかも確認が必要です。

✅ ポイント:オンライン対面・チャット・メールなど、自分のライフスタイルに合ったサポート形態かどうかを事前に確認すること。継続支援の有無は成果の出やすさに直結します。

「小さなお店でも、やり方次第で利益の残る繁盛店になれます。大切なのは規模ではなく、誰と一緒に戦略を組み立てるかです」

近藤大介(飲食店利益倍増アドバイザー)

コンサルタント選びで迷ったときは、飲食店の経営コンサルを選ぶ前に知っておきたいことも参考になります。また、依頼前に費用感を把握しておきたい方は飲食店の経営コンサル費用の相場と依頼前に知っておきたいポイントをご覧ください。

まとめ:コンサルタント選びは「利益が残るか」を軸に判断する

飲食店の経営コンサルタント選びで後悔しないために確認すべき5つのポイントをまとめます。

  1. 飲食店専門かどうかを数値(支援件数・割合)で確認する
  2. 売上実績だけでなく「利益実績」を必ず聞く
  3. コンサルタント自身が現場経験者かどうかを確認する
  4. 集客と利益改善を一体で提案できるかを見極める
  5. 小規模店への実績・支援スタイルが自分の店に合っているか確認する

売上はあるのに利益が残らない——この状態から抜け出すには、正しい集客の仕組みと利益視点の経営改善を同時に進める必要があります。そのパートナーとなるコンサルタント選びは、慎重に、でも必要以上に迷わずに進めてほしいと思っています。

私自身、元タンクローリー運転手という異業種からスタートし、赤字店舗を立て直した経験を持つ現役オーナーとして、愛知県名古屋市を拠点に全国の小規模飲食店オーナー様をオンラインでも支援しています。「自分の店に合うかどうか」を確かめるところからでも、気軽にご連絡いただければと思います。

5つのポイントを読んで「自分の店に合うコンサルタントかどうか、まず話してみたい」と感じた方は、個別相談からスタートしてみてください。利益180万円達成のような成果は、現状把握と正しい優先順位づけから始まります。

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