飲食店 売上相談が増えている理由
結論から言うと、最近「売上相談」が急増している最大の理由は、「売上は上がっているのに、手元にお金が残らない」という状況に悩む飲食店オーナー様が増えているからです。その本質的な原因は、原材料費や光熱費が上がり続けているにもかかわらず、価格を据え置いたまま営業を続けていること——つまり「値上げできていない」問題です。
こんにちは、合同会社笑う門には客来る の近藤大介です。元タンクローリー運転手から飲食業界に飛び込み、赤字続きだった自分の店を立て直した経験を持つ、現役の飲食店オーナー兼コンサルタントです。今回は、相談件数が増え続ける「利益が残らない」悩みの正体と、商品価値の伝え方を変えることでどう解決できるかを、具体的にお伝えします。
📋 この記事でわかること
- なぜ今「売上相談」が急増しているのか、その背景と本質的な原因
- 値上げに踏み切れない飲食店に共通するパターンと思い込み
- 値上げをせずに利益を増やす「商品価値の見せ方」の具体的な手順
- リピーターが増えることで利益体質がどう変わるか
こんな方におすすめ
- ✅ 席は埋まっているのに月末の手残りが少ない方
- ✅ 値上げしたいけどお客様が離れるのが怖い方
- ✅ グルメサイトへの掲載料・手数料で利益が圧迫されている方
- ✅ メニューの値段をずっと変えていない方
- ✅ 「安くしないと来てもらえない」と思い込んでいる方

なぜ今、飲食店の売上相談がこれほど増えているのか
ここ1〜2年で、飲食店オーナー様からの相談内容が明らかに変化しています。以前は「とにかく集客したい」という声が多かったのですが、最近は「お客さんは来ているのに、なぜか利益が出ない」という相談がグッと増えました。
理由は明快です。仕入れコスト・光熱費・人件費、あらゆる経費が上昇しているのに、メニューの価格は5年前のまま——そんな店が本当に多い。気持ちはよくわかります。「値上げしてお客さんが来なくなったらどうしよう」という不安は、飲食店オーナーなら誰しも持つものです。
でも実際には、値上げをしなかったことで経営が苦しくなっているわけですから、どこかで手を打たなければいけません。そしてその「手の打ち方」こそが、今まさに相談が増えているテーマなんです。
「値上げは怖い、というより、価値を伝えないまま値段だけ上げるから怖いんです。価値を先に伝えれば、価格は自然についてくる。」
近藤大介(飲食店利益倍増アドバイザー)
「値上げできない」飲食店に共通する3つのパターン
相談に来られる飲食店オーナー様のお話を聞くと、値上げに踏み切れない理由には、ほぼ共通したパターンがあります。
チェックポイント①:「うちの料理は高くない」と思っている
自分が毎日作っているものだと、その価値を客観的に見られなくなります。仕入れにこだわっている、手間をかけている、技術がある——そういった「当たり前」が、お客様には全く伝わっていないケースがほとんどです。
✅ ポイント:こだわりはメニューブックやPOPで「言語化」して初めてお客様に伝わる。伝えなければ存在しないも同然。
チェックポイント②:「競合店より高くしたらまずい」と感じている
近隣の同業店と価格を比べて、「うちだけ高くしたら浮いてしまう」と思うオーナー様は非常に多いです。でもこれは、自店の差別化ポイントをきちんと伝えられていないサインでもあります。
✅ ポイント:価格競争に入ると、資本力のある大型チェーン店には絶対に勝てない。小規模店の武器は「ストーリー」と「個性」。
チェックポイント③:値上げ=お客様離れ、と思い込んでいる
実際に「価格を少し上げたらお客さんが来なくなった」という経験をされた方もいます。ただ、それは値上げが原因ではなく、「なぜその価格なのか」を伝えなかったことが原因です。
✅ ポイント:価格変更の前後に、価値の伝え方をセットで変えることが絶対条件。順番を間違えないこと。
✓ ここまでのポイント
- 売上相談が増えている背景には「コスト上昇×価格据え置き」という構造問題がある
- 値上げに踏み切れない理由の多くは、価値の伝え方が不足していることへの不安
- 価格を上げる前に「なぜこの価格なのか」をお客様に伝える仕組みをつくることが先決
商品価値の伝え方を変えるだけで、利益体質は変わる
では具体的にどうすればいいか。ここが本題です。難しいことは必要ありません。今すぐできることから始めましょう。
改善 STEP 1
こだわりを「見える化」する——メニューブックとPOPの見直し
まず取り組んでほしいのが、メニューブックとPOPの改善です。「産地直送の〇〇県産豚を使用」「仕込みに12時間かける秘伝のタレ」といった具体的な情報を一言添えるだけで、お客様の受け取り方が変わります。同じ料理でも、背景が伝わると「この値段は納得」と感じてもらいやすくなります。
⚠️ よくある失敗:「美味しさにこだわっています」など抽象的な言葉を書いても伝わらない。数字・産地・製法など具体的な事実で書くこと。
改善 STEP 2
看板商品を1つ決めて「売れる理由」を徹底的に伝える
全メニューを一気に値上げするより、まず看板商品を1品選んで、その価値を徹底的に伝えることをおすすめしています。POPで物語を伝え、スタッフがひとこと添えて提供する。これだけで客単価は変わります。小さなお店でもできる、シンプルな方法です。
⚠️ よくある失敗:看板商品を決めずに「全部推し」にすると、何も刺さらない。一点集中が鉄則。
改善 STEP 3
リピーターに向けてLINE公式アカウントで価値を継続的に発信する
一度来てくれたお客様は、すでに店の価値を体感している方々です。この方々にLINEで「今月の特別メニュー」「仕入れこだわりの話」を定期的に発信することで、来店頻度と客単価が両方上がります。新規集客よりも、リピーターへの投資の方がコストパフォーマンスが圧倒的に高い。
⚠️ よくある失敗:LINEに登録してもらったまま何も発信しない。登録後のフォローが命。
❌ よくあるパターン:価格を下げてお客様を集めようとする
- 値下げしても利益率がさらに下がるだけ
- 「安い店」というイメージが定着し、後で値上げしにくくなる
- 価格だけで来るお客様はリピートしにくい
✅ 推奨アプローチ:価値を先に伝え、適正価格で納得して来てもらう
- こだわりが伝わると「この値段で当然」と感じてもらえる
- 納得して来たお客様はリピーターになりやすい
- 客単価・利益率が自然に改善する
リピーターが増えると、利益の構造そのものが変わる
価値の伝え方を整えていくと、面白いことが起きます。新規のお客様がリピーターになり始めるんです。リピーターが増えると何がいいか——広告費・グルメサイトの掲載費に頼らなくても、売上が安定するようになります。
実際に支援させていただいた飲食店オーナー様から、こんな声をいただいています。
「以前はグルメサイトに頼り切りで、毎月の掲載料が重くのしかかっていました。LINE公式アカウントとホームページを整えてからは、リピーターが増えて、広告に頼らなくても月の予約がしっかり入るようになりました。手残りが全然違います。」
個人飲食店オーナー様(50代・男性)
リピーターが増えるということは、「お客様がその店の価値を認めている」ということ。その状態で適正価格を設定すれば、「高くなったから行かない」とはなりにくい。むしろ「あの店に行きたい」という動機で来てくれるお客様が増えるんです。
「売上を上げることと、利益を残すことは別の話です。私自身、それを痛いほど経験してきた。だから今は、売上の数字より『手残り』にこだわった支援をしています。」
近藤大介(飲食店利益倍増アドバイザー)
まとめ:売上相談が増えている今こそ、「価値の伝え方」を見直すタイミング
飲食店オーナー様からの売上相談が増えているのは、時代の変化によってコスト構造が変わっているのに、価格と価値の伝え方が追いついていないから——その一言に尽きます。
難しいことから始める必要はありません。メニューブックのひとこと、POPの貼り方、LINEでの発信——そういった小さな積み重ねが、利益体質を変えていきます。私自身、月商60万円から450万円へ改善した経験と、8年間の現役オーナー兼コンサルタントとしての実績をもとに、一緒に考えます。
「うちの場合はどこから手をつければいいんだろう」と思ったら、まずは無料のメール講座で基本的な考え方を確認してみてください。読むだけでも、きっと気づきがあるはずです。
また、「自分の店の状況を直接相談したい」という方には、個別相談もご用意しています。オンラインでも対応していますので、愛知県外の方もお気軽にどうぞ。一緒に、お客様に喜ばれながら利益の残る繁盛店への道を歩みましょう。


