飲食店 経営不振を立て直す方法

先日、焼鳥店を営む50代のオーナー様からこんな相談をいただきました。「毎日必死に働いているのに、売上が全然上がらない。何から手をつければいいかもわからなくて、正直もう限界かもしれない」と。

飲食店の経営不振を立て直すには、「集客・リピーター・利益」の3つを同時に見直すことが重要です。どれか1つだけ改善しても、根本的な解決にはつながりません。私自身、元タンクローリー運転手という飲食業界未経験の状態から飲食店経営に参入し、赤字状態から月商450万円・利益180万円を達成した経験があります。だからこそ、「何から手をつけるか」の優先順位がはっきりわかります。

この記事では、経営不振の飲食店オーナー様からよく聞かれる疑問をまとめて、実践的な視点でお答えしていきます。

📋 この記事でわかること

  1. 経営不振の根本原因をどう診断すればよいか
  2. お客様が来ない・リピーターが増えない本当の理由
  3. グルメサイト依存から脱却して自力集客を作る方法
  4. 利益が残らない店舗が今すぐ取り組むべき改善策

こんな方におすすめ

  • ✅ 売上が伸び悩んでいて何から手をつければいいか分からない方
  • ✅ グルメサイトの手数料に頼り切りで自力集客ができていない方
  • ✅ リピーターが少なく、毎月新規客を追い続けている方
  • ✅ 利益が残らず、将来に不安を感じている個人飲食店オーナー様
  • ✅ 夫婦2人で小さなお店を切り盛りしていて集客に困っている方
飲食店 経営不振を立て直す方法 | 合同会社笑う門には客来る

経営不振の原因をどうやって特定すればいい?

経営不振の原因は「お客さんが来ない」「利益が出ない」「リピーターが増えない」の3つに大別されます。ただし、これらは別々の問題ではなく、根っこがつながっていることがほとんどです。まずは自店の状況を正直に棚卸しするところから始めましょう。

チェックポイント1:集客導線は存在しているか

「うちはSNSもやっているし、食べログにも登録している」という方でも、Googleマップで検索したときにお店が出てこないケースは非常に多いです。近くのエリアで検索するお客様に見つけてもらえていなければ、どれだけ料理の腕が良くても意味がありません。

✅ ポイント:Googleビジネスプロフィールを正しく整備し、地域名+業種で検索されたときに表示されるかを確認しましょう。

チェックポイント2:リピート施策はあるか

「また来たい」と思ってくれたお客様を、次回の来店につなげる仕組みがあるかどうかです。口頭で「またよろしくお願いします」と言うだけでは、ほとんどのお客様は忘れてしまいます。

✅ ポイント:LINE公式アカウントを活用して、来店後も継続的に接触できる仕組みを作ることが再来店率を上げる最短ルートです。

チェックポイント3:利益計算を正確に把握しているか

売上が上がっているのに利益が残らない店舗の多くは、原価率・人件費・グルメサイトの手数料を合算した「実質的な利益」を把握できていません。売上の数字だけを見ていると、忙しいのにお金が残らないという状況に陥ります。

✅ ポイント:グルメサイトの手数料・広告費を含めた「実質利益」を月次で計算する習慣をつけましょう。

✓ ここまでのポイント

  • 経営不振は「集客・リピート・利益」の3つが絡み合って起きている
  • Googleマップで見つけてもらえていない店舗は想像以上に多い
  • 売上ではなく「実質利益」で経営状態を把握することが先決

お客様が来ない飲食店が最初にやるべきことは?

お客様が来ない原因の多くは「集客導線がない」こと、一言で言えばそれだけです。料理が美味しい・雰囲気が良い・価格が適正、それらがそろっていても、お客様に「存在を知ってもらう」ルートがなければ来店は生まれません。

「飲食店の集客は、料理の腕より先に『見つけてもらう仕組み』を整えることが9割です。美味しいだけでは勝てない時代に、私自身が気づいたのは開業してしばらくしてからでした。」

近藤大介(飲食店利益倍増アドバイザー)

私がまず取り組むようにお伝えするのが、Googleビジネスプロフィールの最適化(MEO対策)です。名古屋市内でも地方の小さな町でも、「近くの焼鳥屋」「○○駅 居酒屋」といった検索が毎日大量に行われています。ここで上位表示されるだけで、広告費ゼロで新規客を呼べます。

次に重要なのが自社ホームページの整備です。グルメサイトに頼るだけでは、手数料が引かれ続けるうえに「他の店と並列比較」される状況から抜け出せません。自社ホームページがあれば、Googleから直接予約・問い合わせを受けられる体制が整います。

❌ グルメサイト依存の集客(よくあるパターン)

  • 手数料が売上の10〜20%近く引かれる
  • 他店と横並びで比較されるため価格競争に巻き込まれる
  • 掲載をやめた瞬間に集客がゼロになるリスクがある

✅ Google+自社ホームページの自力集客(推奨アプローチ)

  • 手数料不要で予約・来店を獲得できる
  • 店舗の個性・強みを自由に伝えられる
  • 一度仕組みを作れば資産として積み上がっていく

リピーターを増やすにはどうすればいい?

リピーターが少ない飲食店の共通点は、「来てくれたお客様をそのまま帰してしまっている」ことです。初回来店のお客様を再来店につなげる施策が何もない状態では、毎月新規客を追い続ける消耗戦になります。

最も効果的かつ小規模店舗でも無理なく始められる方法が、LINE公式アカウントの活用です。来店時に「LINE登録でドリンク1杯サービス」などの特典を設けてお客様に登録してもらい、定期的にお得情報やイベント情報を配信する仕組みを作ります。

LINEのメリットは開封率の高さです。メルマガやSNSと比べても、LINEの通知は見てもらいやすく、来店動機を作りやすい。「そういえばあのお店、新メニューが出たって言ってたな」という思い出しのきっかけを意図的に作れるのがLINEの強みです。

「ホームページを作ってもらってから、毎月安定して予約が入るようになりました。以前はグルメサイトに頼っていたのですが、今は自分のお店のホームページから直接予約が入るのが本当に嬉しいです。」

(30代・居酒屋オーナー様)

利益が残らない飲食店が見直すべきことは?

「売上は悪くないのに、月末になるとお金が残っていない」という状況は、実は多くの小規模飲食店オーナー様が抱えている悩みです。利益が残らない原因の多くは、「値上げができていない」か「商品価値の伝え方が弱い」かのどちらかです。

物価高騰・光熱費の上昇・食材費の値上がりが続くなかで、料金を据え置いたままにしている店舗が非常に多い。「値上げしたらお客様が離れるかもしれない」という不安から、なかなか踏み出せないのはよくわかります。ただ、正しく価値を伝えながら値上げをすれば、良質なお客様はついてきます。

そのために重要なのがメニュー表とPOPの改善です。同じ料理でも「国産鶏のもも焼き」より「○○県産 地鶏のジューシーもも焼き~門外不出のタレで」と書いてある方が、値段が少し高くても注文されやすくなります。「価値を見せる」工夫で、値上げへの抵抗感を下げることができます。

「月商60万円のころは本当に毎月ヒヤヒヤしていました。でも今は月商450万円、利益もしっかり残る経営になっています。数字だけじゃなく、気持ちにも余裕が生まれました。」

(40代・飲食店オーナー様)

経営立て直しの具体的な手順はどうなる?

ここまでの内容を踏まえて、実際にどんな順番で取り組めばいいかをSTEP形式でまとめます。難しいことは必要ありません。小さな飲食店でもできる手順です。

経営立て直し STEP 1

Googleビジネスプロフィールを整える

まずは無料でできるMEO対策から着手します。店舗情報・営業時間・写真・口コミへの返信を整備して、地域検索で上位表示されるよう最適化します。費用ゼロで始められる最初の一歩です。

⚠️ よくある失敗:登録はしたが放置している。写真が少ない・古い。口コミに一度も返信していない。これらは評価を下げる原因になります。

経営立て直し STEP 2

自社ホームページを作る・育てる

Googleビジネスプロフィールから飛んでくるお客様の受け皿として、自社ホームページを整備します。「予約ページ」「メニュー」「お店のこだわり」が伝わるページがあるだけで、予約転換率が大きく変わります。

⚠️ よくある失敗:業者に作ってもらったまま更新していない。スマートフォンで見づらいデザインになっている。お問い合わせ先がわかりにくい。

経営立て直し STEP 3

LINE公式アカウントでリピーター育成

新規集客の仕組みができたら、次はリピーターを増やすフェーズです。来店されたお客様にLINE登録してもらい、定期配信でお店のことを思い出してもらう導線を作ります。

⚠️ よくある失敗:登録者を増やすことだけに集中して、配信内容がセールスばかりになってしまう。お客様が「役立つ」「楽しい」と感じる配信を心がけましょう。

経営立て直し STEP 4

メニュー・POPを見直して客単価を上げる

集客とリピートの仕組みが整ったら、利益を最大化するためにメニューの見せ方を改善します。売れ筋商品を目立たせる・高単価商品の魅力を言語化する・セットメニューで客単価を自然に上げるといった施策を行います。

⚠️ よくある失敗:値上げを告知なしに行ってしまう。価格だけ変えて価値の見せ方を変えないと、お客様の離脱につながることがあります。

まとめ:経営不振の飲食店でも、順番を間違えなければ必ず立て直せます

経営不振に陥っているとき、「もう手遅れかもしれない」と感じることがあると思います。私も最初は飲食業未経験で、赤字続きだった時期があります。でも、集客・リピート・利益の仕組みを一つひとつ整えていくことで、月商450万円・利益180万円という数字を達成できました。

大切なのは「全部一度にやろうとしないこと」。まずGoogleで見つけてもらい、ホームページで予約を取り、LINEでリピーターを育て、メニューで利益を作る。この順番で取り組めば、小さな飲食店でもちゃんと結果が出ます。

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